最近の治療成績

糖尿病分野の医師としては、ランキング全国2位・
糖尿病の専門クリニックではランキング全国1位

 

6年かけて、およそ200人の医師の実態調査を患者という立場で行った後、今回改めて、各医師への直接の調査をしたものです。

医師のランク付けをするなど不謹慎だとお叱りもありました。

しかしながら、この本は私たち自身の切実な願いから生まれました。」(桜の花出版:記事参照)

という出版社の企画が前提で製作された書籍において、

糖尿病専門のクリニックとしては、

日本全国では1位としての評価をいただきました。

米国ベストドクターズ社の独自の調査によって選出された信頼できる名医・専門医に、「院長 鈴木吉彦」が選ばれました。

当院での治療後、およそ3分の2の患者さんがHbA1cは6.5% 未満


最近の当院での統計では、2015年8月から9月の段階では、外来通院患者さんの約60%がHbA1c6.5%未満(NGSP)でした。下図に示すように、インスリン注射をしていない患者さんにおいては、半数近くが、6から6.4%の間です。6%未満(5%台)は15%近くにも及びます。

 

さらに驚くことに7%未満となると、約80から85%を占めました。つまり、外来患者さんの多くが、糖尿病の合併症が進みにくいレベルにまで、血糖コントロールを成功できていることがわかります。(ただし、初診時が7.5%以上で3ヶ月以上、当院にて治療をうけていない患者さんと治験参加中の患者さんは除外してあります。) 

 

つまり、HbA1c7%未満の患者さんは約85%と大半をしめ、逆に、HbA1c7%以上の患者さんは、約15%に減少します。初診の時とは正反対になり、血糖コントロールが良好な患者さんが多数を占めています。

当院独自の治療方針や、各製薬メーカーのご協力によって、当院では、インスリン治療を止められる患者さんも急増しております。

DPP4阻害剤、GLP1受容体作動薬を応用しHbA1cは6.5%以下が普通に
Decrease of HbA1c after the treatment of SGLT2 inbititor

 

DPP4阻害剤を開始してからは、HbA1cは、みるみるうちに下がり、インスリン注射の注射量を減らしたり、注射の頻度を減らすことは、日常診療で普通となりました。HbA1cも、平均で、0.5%下がることは普通であり、下図にあるように、確実に低下してきます。高齢者でも、若年者でも、HbA1cが下がることに差はありません。血糖コントロールが悪い初診時のHbA1c7.8%でも、DPP4阻害剤を使うことで半年後には6.5%以下にまで下がりました。初診時でHbA1cが7.3%でも、DPP4阻害剤なしで6.4%まで下がっていた患者さんでは、DPP4阻害剤を追加する事で、6%まで低下させる事ができるようになりました。海外のEndocrine Resという英文雑誌にアクセプトされ公開されました。

GLP1受容体作動薬 使用者のHbA1c変化

当院では積極的に、1週間に1回のGLP1受容体作動薬(アストラゼネカ社、GLP1駐車)を、沢山の患者さんたちに処方しています。2015年7月、現在で、42名の患者さんが、この治療をうけております。その中で、SGLT2阻害剤は33名(平均のHbA1c低下は、ー 1.9%)でした。SGLT2阻害剤の処方をうけていないのは9名(平均のHbA1c低下は、ー2.6%です。十分、HbA1cがさがったので、SGLT2阻害剤が不要と判断されたのは、9名でした。)初診の患者さんの多くは、インスリンの頻回インスリン療法を行っていた患者さんが多く、そうした患者さんが、今、週に1回の注射ですんでいます。HbA1cは、この図で示しますように、HbA1cは7%以下は普通になります。おおよそ半数がHbA1cは6.5%以下になります。

毎日のインスリン注射で、うんざりしておられる方は、当院にいらっしゃれば、こうした治療が可能かどうかを検討いたします。そして、できるだけ、注射回数を減らすようにしているのが当院の基本方針です。日本で、ここまでの治療成績を公開しているのは、当院だけだと思います。

SGLT2阻害剤で、さらに低下するHbA1c
Decrease of HbA1c after the treatment of SGLT2 inbititor

 

SGLT2阻害剤を、DPP4阻害剤を逢わせた治療に、さらに追加治療を行えば、以下のように、さらにHbA1cの低下を認めることができます。(アストラゼネカ社、資料より、引用)。ですから、これまで、HbA1cが、なかなか6.5%以下にならない患者さんであっても、さらに、そこから、0.5%を下げることができ、HbA1cが6%未満になれる患者さんも、少なくはありません。上手の来院に、さらに、0.5%下げてみれば、血糖コントロールが悪い人でも6%前後になり、血糖コントロールが良い人でも6%未満になることは、普通になっています。当院では、GLP1受容体作動薬とSGLT2阻害剤との相性は極めて良好であり、HbA1c7%以下の患者さんが、ほとんどです。(特にGLP1一週間製剤とSGLT2阻害剤との併用は、特に頻用されています。どちらも体重を減らす効果もあるからです。)。日本の糖尿病医療施設においても、脅威のハイレベルの医療を行っている結果であることが、おわかりいただけるかと思います。

当院のSGLT2阻害剤を処方した患者さんたちの臨床成績です。6ヶ月以上、内服していた136人に限定して調査しました。その結果、内服3ヶ月後では、HbA1c低下あるいは体重減少のいずれかを達成した人は、97.8%でした。HbA1cも体重も、伴に改善したのは、70%でした。平均ではHbA1cは、0.7%低下、体重は2.4kg減量できました。

しかし、内服6ヶ月後では、HbA1c低下あるいは体重減少のいずれかを達成した人は、53.4%にまで低下し、体重だけが低下してHbA1cが低下しない人は31.6%になりました。

 

つまり、代償的な過食があるか、ないか、で、体重減少が成功するか、過食によってHbA1cが上がってくるのかが、別れます。ただ、6ヶ月後では平均0.8%下がってます。体重も3kgも減量できています。

 

このように、SGLT2阻害剤のメリットは、かなり確実に、HbA1cを下げるか、体重を減らすか、を担保できるということです。そして、食事療法を厳守できていれば、HbA1cも、体重も、伴に改善していく人が増える事でしょう。

SGLT2阻害剤を服用しているとHbA1cは6.5%, 服用しなくてもよい場合は6.3%

当院で、SGLT2阻害剤を服用している場合は、HbA1cの中央値は6.5%です。ところが、SGLT2阻害剤を服用していない場合で、SGLT2阻害剤を処方する必要がない場合には、HbA1cの中央値は、6.3%でした。特に、夏になると低めになる傾向があります。ただし、インスリン注射の患者様は、除外しています。網膜症が起こるのは、HbA1cは6.5%以上からです。ですから、HbA1cが6.5%未満になっていれば大丈夫です。

外来の、独特な通院システムのご紹介

Special out-patient management system for treatment of diabetes

●原則予約制、1ヶ月に1回の通院
 予約制です。お電話でご予約いただくか、外来診療後に次ぎの外来の予定をたてていただくシステムです。診療は受付終了から約30分後まで行います。毎月の採血データと、そのグラフを印刷し、毎月、お渡しいたします。HbA1cは、その経時変化が、きれいに整理され、季節変動も考慮しながら、きめこまやかな指導が可能になります。2週間に1回の外来でもかまわない、とお考えの方には、それもお勧めします。院長の経験から、糖尿病外来は通院頻度が高く、まめに外来に通院しているかたほど、血糖コントロールは改善します。2ヶ月処方、3ヶ月処方をすると、ほとんどの方の血糖コントロールは悪化していきます。

 

●初診の方へ
 紹介状がなくても受診できます。病院から紹介の場合には、紹介状をいただいたほうが診療方針をたてる時に役立ちます。初診には時間がかかる場合がありますので、できれば、あらかじめ、03-3234-6060 までお電話をしてください。 プライマリー外来とか、初診外来枠とか、特別に院長がその週で時間があくその時間を受付スタッフが判断して、ご案内をさしあげます。

 

●再診の方へ
 1ヶ月に1回の通院を原則としています。2,3ヶ月に1回というパターンの方が混在すると待ち時間が長くなり、糖尿病の血糖コントロールも悪化します。1ヶ月に1回は、モチベーションを維持するのに、外来の患者さんたちに、丁度、よいと考えて外来を行っております。糖尿病専門医である当院に通院の患者様たちは、本当にコンプライアンスの高い患者さんたちばかりで、感謝しております。都心にあり、利便性がいいこともありますが、みなさんがインターネットなどで、すでに当院の方針を読んでいただき、クリニックの方針やシステム構成、その目的とその内容を理解した上で来院されている方たちが多いので、それが外来の運用にとても貢献しています。当院の待ち時間が短いのは、実は、そういう患者さんたちに、支援していただいているおかげです。

 

●新薬(SGLT2阻害剤、インクレチン製剤を、ご希望の方へ)の処方を、ご希望の方へ

 鈴木院長の書籍は80冊が出版されていますが、ネットがご利用できる方は、amazon なら、翌日、届くとのことです。当院に来院されて、新薬をご希望の方は、ぜひ、鈴木院長の書籍のうちの、どれかを熟読されてから、ご来院ください。そうすれば、治療導入まで、問題なく、スムーズに治療が開始できます。読まれていない通院患者さんには、ぜひ、ご購入いただいて、お読みいただくことをお願いしております。

 

●採血項目

 迅速測定を心がけておりますので、血糖値やヘモグロビンA1cは15分以内に結果がでます。体重、尿蛋白などの項目がでた段階で、直ぐに診察をいたします。
高脂血症などの結果は翌月に説明をいたします。投薬などが変更された場合には副作用の確認のため2週間後に再検査を行います。
採血項目は糖尿病専門病院の糖尿病外来とほぼ同じ項目を行います。
眼底検査、頸動脈エコー検査、循環器系の検査は、専門の技師や循環器専門医が定期的に行います。

 

●慶応大学病院:内分泌代謝科の入江医師が、週1回、外来で診療を行います。

 2016年7月より、入江先生が当院の糖尿病外来および一般外来を手伝っていただけることになりました。当院での担当時間は、火曜日の午前になります。火曜日の午後は、慶応大学病院で、糖尿病内分泌代謝外来を担当されておられます。入江先生には、当院で、もし重篤な患者さんや、原因不明の糖尿病患者さんがおられた場合に、ご紹介する提携病院とさせていただいておりました。

 

●眼底検査

 無散瞳カメラで、外来で直ぐに写真を撮影します。結果は担当医がその場でご説明します。また写真は順天堂大学眼科専門医が最終的なチェックを行います。網膜症が認められている方については、高次医療ができる最適な眼科医療施設をご紹介しております。

 

●人間ドックと併診のお勧め

 糖尿病だけを診察していると、見落とししまいがちなのが、癌などの腫瘍性疾患です。当院では人間ドックを行っていますので、腫瘍性病変の早期発見にはドックをお勧めしています。管理は電子カルテで一元化されます。必要と思われる方には、結果記録を印刷してお渡ししております。

 

●糖尿病性神経障害の検査、動脈硬化の検査、腎症

 糖尿病神経障害の評価は、神経伝導速度の検査を必ず行い、定量的な評価をいたします。動脈硬化については、頸動脈エコー検査や大動脈伝搬速度検査などを組み合わせ行い、プラークがある患者さんには、脳梗塞予防のための検査(脳MRI)や内服などをお勧めいたしております。

 

●教育入院は必要としない患者指導・教育方針

 院長は東京都済生会中央病院に勤務時代、何千という糖尿病患者さんたちに患者教育、患者指導を行ってきた経験があります。当時はネットもなく書籍も少ない時代でした。ところが現在では情報は、ネット、書籍など、いつでもいくらでも検索でき入手できます。そうなると教育入院という価値が昔と比べると相対的に低下しているのです。そうした時代背景にあわせて、当院では、ネットと書籍との融合という形での患者指導をお勧めしております。まず初診でお勧めなのは、ここに示しました7冊の書籍です。そして、DPP4阻害剤やGLP1誘導体を始める場合には、右に示す糖尿病の最新治療、糖尿病治療新時代などをお勧めいたします。

 

●独自の迅速検査、により、治療の方向性を決め、すばやい判断で治療に活かしていきます。

 糖尿病専門医である当院では外来診療の中で、以下に示した糖尿病治療には必須の検査が、いつでも、すぐに出来るようにという体制を構築しております。特に初診の時には、ほとんどの検査を、1日で済ませてしまい、それによって治療方針を、患者さんに、お話していきます。

他にも、胸部レントゲン検査(心拡大、大動脈石灰化、慢性膵炎石灰化)などや、腹部レントゲン検査(脊椎障害など)を初診時に、全員に検査し全身の合併症を検査いたします。 初診時には、これらの検査を、いっきに1時間から1時間半で検査し、合併症の状態を、すぐに判断し、その後の治療方針を決めることにしています。

過去の出版書籍、一覧
れまで出版した糖尿病関係の書籍は79冊

 

●新刊書籍の裏話;書籍表紙

糖尿病の先端医療、SGLT2阻害剤、の服薬方法、最新の話題を集約した、日本で最初の一般書。鈴木医師の、累計240名以上の、患者さんを処方した処方経験が、この本に集約されています。
SGLT2阻害剤、さらに、週1回製剤のGLP1受容体作動薬について、医学ライターが、鈴木吉彦医師の原著をもとに、わかりやすく、しかし、かつ科学的に、かなり高度な視点から、かきなおした名著。インテリジェンスの高い読者の方々に、お勧めします。
DPP4阻害剤から、GLP1受容体作動薬、そして、SGLT2阻害剤、と、最新の治療を、わかりやすく解説しています。主婦の友社ならでは、の、イラストや、漫画のおおさで、他の書籍とは、まったく違った味わいがあり、図表などで、先端医療を理解したいと考えている方々にとっては、お勧めの書籍です。
鈴木吉彦医師は、日本医科大学の客員教授です。そのため、後輩の医師たちのための、教科書を作成しました。この作品は、某医学大学の研修者たちの教科書として、広く、活用されています。
日本人にもっとも多い生活習慣病の一つ糖尿病の治療スタイルが、劇的に変わろうとしている。インスリン頻回注射中心の療法は過去のものとなり、まったく新しい治療薬が次々と登場。糖尿病臨床医師の第一人者が、最先端の新薬開発の現状を報告するとともに、患者の負担を軽くしながら治療効果を上げ、限りなく通常の生活者へと復帰させるための手立てを紹介する。
糖尿病の検査値を劇的に改善し、合併症から救う「クレアチン」新薬。専門医が驚きの臨床データをもとに、わかりやすく解説する。
知っておきたいこの病気のしくみや、心がけたい生活習慣を、わかりやすく解説。
血糖値が体に及ぼす影響をはじめ、糖尿病にならないための生活改善ポイントを紹介。おいしく低カロリーな食事レシピも多数掲載

この本のタイトルをどうしようかと考えている時、決まりました!というメールが朝日新聞社から届きました。見てみたら、なんと「糖尿病は治る」でした。正直、筆者の私がびっくりでした。

 こんなタイトルにしたら、本当に糖尿病が完治すると思う患者さんが当クリニックに殺到してしまいパニックになるだろう、そうでなくても外来は本当に混んでいるのに、、と思って、変更をお願いしたのですが、時、既に遅しでした。

 それで、このタイトルの本当の主旨を「あとがき」に、しっかりとまとめました。この本は、朝日新聞社が優秀な医療専門ライターをつけてくれて、様々なプロフェッショナルの方々にも支援していただいて、丁寧に書き起こしてくれた名著だと思います。特にGLP1やDPP4阻害剤については、きわめて簡潔に要点をまとめていますので、私の外来では、GLP1誘導体を始める患者さんたちには、まず、必ずお勧めしようと思っている本です。

 ただし、治るとおもって暴飲暴食はしないように、もし、この本を読まれる方は、最後の「あとがき」の部分まで、しっかりとお読みください。

現代の医療では、糖尿病が治るというレベルまでには到達していない。EBM(証拠に基づいた医療)や学会などできめたガイドラインなどに従って治療をすべきだという意見もあります。それはギリシャの哲学者:プラトーの考え方に似ています。
  それに対して、プラトーの弟子のアリストテレスは、個々の最善の目標は個々に設定すべきであり、ガイドラインで規定できるべきものではないと考えをまとめています。当院での医療方針は、アリストテレスの方針と似ています。目標とするHbA1cは5.8%以下です。
「本当に糖尿病は不治の病なのだろうか」という疑問を表現するために、ギリシャの哲学家:ソクラテスのポーズを表紙にしました。また、糖尿病医療が新時代、新世代を迎えることを象徴するためにモデルは小学校3年生にしました。New Generationという意味をこめてみました。また、Surprise Medicationというのは筆者の造語です。驚くような処方という意味ですが、詳しくは外来でご説明いたします。

「本当に糖尿病は不治の病なのだろうか」という疑問を、今度は、本のタイトルに、そのまま表現しました。出版社からの依頼です。実際には、HDCアトラスクリニックでは、HbA1cが6%以下の患者さん達が増えています。HbA1cが5%台になり、例えば、5.5%以下になれば、糖尿病の合併症の進行が、極端に減少するはずです。当院では、HbA1c5%台は普通と言える外来を目指しています。その根拠となるのが、本書です。

 他にも、筆者のこれまで論文などで発表してきた新知見などが、沢山、盛り込んでいます。

教育入院はしてみたいのだけれども、時間がないから入院できない、どうしよう、とお悩みの方には、この2冊の書籍をお薦めいたします。糖尿病の食事をつくる本は、院長が東京都済生会中央病院で教育入院担当で、教鞭をふるっていた時をイメージして、書籍の上で、同じような効果が得られないだろうかと考えながら作成した実験的な本です。教育入院さながらの医師や栄養士と、患者さんとの会話がでてきます。